待望の新アルバム「UNFORGIVEN」でカムバックし
数々のチャートで1位を獲得しました。
後続曲となる「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」
という楽曲で新たな活動に入っています!
ファンの間では【イブプシュケ】と呼ばれていますが
この意味や考察をまとめていきたいと思います。
ルセラフィム【イブプシュケ】意味やMV考察!
LE SSERAFIM(ルセラフィム)の
最新曲「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」が
YouTubeで公開されてから、ネット上では
『かっこいい。やばい!』
『中毒性があって1日に10回以上リピートしてる』
『ダンスもやばい』
という意見が多いですね!
イブプシュケの意味は?
イブプシュケMV一番のお気に入りはみんなで仲良くポーズとってだるまさんの一日してるルセラです pic.twitter.com/3n8tbayhiY
— ムピ子 (@lepixel25) May 23, 2023
このタイトルは全く聞き慣れないです。
まず読めもしない!
どういう内容でつけられたのか
実際には、「イヴ、プシュケ & 青ひげの妻」
という意味を持ちます。
どういう意味なのかわかりませんが
何か意味を感じさせるのがうまい
パンシヒョクらしさが感じられるタイトルですね。
まずこの3人は
『聖書、ギリシャ神話、フランスの民話』に登場する
キャラクターを指しています。
イヴ:エデンの蛇によって禁断の実を食べることで
善と悪を区別する神のようになるという誘いに乗り
禁断の実を食べるタブーを犯し
エデンの園から追放され、
出産の苦痛や夫に従う罰を受けることになる。
プシケ:顔を見てはならないという条件で
神エロスと結婚するが、義姉たちの誘いによって
ルールを破り、夜にこっそりとエロスの顔を見るタブーを犯し
エロスがプシケのそばを去る。
その後、多くの試練を経て
ゼウスの仲介で女神となり、再びエロスの妻として認められる。
ブルービアードの妻:夫が自分の部屋を覗くことを禁じた禁断の部屋を覗き見て、数多くの女性の死体を発見。
彼女も死の危機に直面しますが
最後の祈りを捧げる間に女性の兄弟たちが現れ、
ブルービアードを刺し貫くことで
女性は危機から救われ
ブルービアードの莫大な財産を相続する
ハッピーエンディングが訪れます!
3人の人物は
一般的にはタブーを超えて変革をもたらす人物として
知られていますが、各物語では内容が完全に一致しないようです。
つまり、今回のコンセプトが
ルセラフィムをタブーを破った
神話や物語のキャラクターと比喩したのではないかということです。
なぜこの3人を選んだのかについては
『改革』や『変革』した3人を
聖書、ギリシャ神話、フランスのおとぎ話から
まったく異なる組み合わせで
それぞれ引用したのは
単一の神話や宗教的な意味に偏るのを
避けたいというパン・シヒョクさんの
考えによるものかもしれません。
「UNFORGIVEN」というタイトルは
『許されざる者』を意味しています。
上記の物語に当てはめると
・イヴが善悪の知識を求める瞬間
・プシケがエロスの顔を見る禁忌を犯す瞬間
・青ひげの妻が地下室の一角を訪れる瞬間などが該当します。
これらのキャラクターは
好奇心や欲望によってタブーを破り
何が起こるのかまだ分かりません。
タブーを破ったと同時に
選択の結果に対する恐れと同時に
何が起こるのかに対する興奮や罪悪感を感じています。
ルセラフィムはタブーを破ったわけではなく
自分が進む道がタブーかもしれないとして
進む覚悟を表現していると解釈できます。
MV考察
イブプシュケのMVには
かなりの物語性が感じられます。
タイトル通り3人のキャラクターは
『タブー』を冒すことで変革を起こしています。
このMVでは、ルセラフィムのメンバーも
タブーを冒すことで、変革を起こすという意味合いが
込められているのではないかと思います。
このMVは、「鬼ごっこ」と「だるまさんがころんだ」という2つのゲームで構成されています
「鬼ごっこ」
いつ鬼に捕まるか分からない緊張感や
鬼にこっそり近づかなければなりません
「だるまさんがころんだ」
で表現されている
禁断への欲求や禁断を破る瞬間の連帯感
恐怖にも動じない勇気を
ゲームを通じて表現しているのだと思います。
2つのゲームが表現している内容の違い
「だるまさんがころんだ」
ゲームのルールに従って動きが制約され、
自由になる瞬間は、鬼の監視義務から解放される。
「鬼ごっこ」では動きが制約されず
自由に動くことができまる。
「矢」は
タイトルのプシケの夫であるエロースと関係しているようです。
誰かを愛させたり、憎ませたりする矢であり
そのため神話では
誰かの運命を操作するためによく使われる比喩です。
単に、「矢」と見ても
一撃で命中すると命を落とすため
攻撃的な意味合いがあります。
矢に刺さっている『りんご』は
有名なイブの善悪の象徴的な意味を持っています。
善悪の物語は禁断の象徴であり
既にそれを手にしていること自体が
タブーの状態です。
MVの背景や建物には
多くの部屋と廊下があるという点から
青いひげの大きな城と解釈することができます。
巨大な空間に敵対的な人物が
共存するという意味で、使用されたのではないかと思います。
MVでは「だるまさんがころんだ」→「鬼ごっこ」の順番にゲームが行われます。
これは大きな意味はなく、単に「だるまさんがころんだ」の場面が昼で
「鬼ごっこ」の場面が夜を表してると言えます。
鬼を決めるじゃんけんでウンチェが鬼役に指名されます。
ウンチェは鬼の役割を嬉しく思っていないようです。
アダムとイブが
エデンの園から追放される
絵画の前で行われます。
タブーを犯すと苦しみを受けるという
メッセージが込められた絵の前で、
だるまさんがころんだが繰り広げられます。
鬼自身も目を覆い
周囲を見ることができないという制約を受けます。
鬼であろうと鬼でなかろうと
決まったルールによって自由に動くことはできません。
さくちゃん以外
全員が鬼に捕まった瞬間
鬼が見ていない隙を突いて
素早く駆け抜け、鬼の前に到達します。
さくちゃんが
鬼と繋がった手を切り、全員を自由にします。
この瞬間から、メンバーは一斉に逃げ出すことができ
ウンチェもメンバーを追いかけることができます。
さくちゃんが
禁断を破り、他の全員を解放し、鬼となります。
これは自発的な鬼ではなかったウンチェとは違い
自らルールを破りにいったということになります。
このことからルセラフィムの時代が始まることを
意味してるのではないでしょうか。
ユンジンは前述した
→善悪やヴィルヘルム・テルと関連付けてタブーを破り。
カズハは何かを盗み聞き&ささやきを聞いているような様子
→何かのささやきを聞いて禁断に対する好奇心が生まれ
タブーを破ったと推測できるでしょう。
ウンチェについては、どこで?と思うかもしれませんが、
実際にはただ与えられた役割である
鬼に忠実でなければならなかったウンチェが
さくちゃんにバトンを渡すことがタブーを破られたと
解釈できるかもしれません。
じゃあ、チェウォンは?となりますが
チェウォンは
弓を射たような挑発するポーズで
手招きしてMVがスタートし鬼ごっこが始まります。
チェウォンが飛ばしたんじゃないと思うかもしれないのが
弓もないし、距離が近すぎて刺さった角度も垂直すぎます。
人に向かって矢を放ってはいけない
という社会化された人間なら知っているタブーでしょう。
あるいは自分が撃ったのではなくても
あんな挑発自体が一般的な観念から外れた行動です。
かなり過激なやり方でチェウォンは
タブーを破っていることになります。
矢で表現した理由は何で
スケート集団は何を意味するのかと思いましたが
スケート集団=大衆
大衆に自分たちが言いたい率直な話、
アイドルは人形扱いする人にとって
攻撃的な話なのではないでしょうか。
そんな矢に見せ挑発する場面だと感じることができるのです。
ゲームが始まった場所で鬼たちに見つかります。
しかし、メンバーはまったく気にせず
堂々とした態度を崩しません。
すでに過去を捨て去り、覚悟を持ってタブーを破り
信頼できる人々と共に歩むという内容が込められていると思います。
歌詞の内容もまとめ!
「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」の歌詞からは
KPOPアイドルに求められる理想像からは
一線を画し、「私は私」という強いメッセージが感じられます。
LE SSERAFIM(ルセラフィム)の芯のある歌詞が魅力であり
メンバーたちもこの曲を初めて聞いた時に衝撃を受けたと語っています。
「Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife」は
大胆で個性的なサウンドとパワフルなパフォーマンスが印象的ですよね。
曲全体にはダークで幻想的な雰囲気でいて
良い意味で、アイドルらしくはない!感じ
LE SSERAFIM(ルセラフィム)のコンセプトでは
自分たちのアイデンティティを追求し
固定観念にとらわれずに『表現』することに挑戦することが伝わってきます。
これまでの印象をがらっと変えた【イブプシュケ】
K-POP第4世代のガールズの勢いが止まらないですね。
まとめ
今回は、ルセラフィム【イブプシュケ】意味やMV考察していきました!
イブプシュケの意味は、「イヴ、プシュケ & 青ひげの妻」という
西洋の歴史に出てくる人物3名の名前でした!
神話に基づいたコンセプトで
【変革】してきた歴史上の人物をメインに
自分たちもタブーを打ち破り進んでいくというメッセージが
込められていました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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